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宿神

 「朝日新聞で平家ものやってるヨー。」ってことで、朝日の連載小説「宿神」をまとめて読んだ。
 どうやら主人公は佐藤義清らしい。ちょうど今、盛遠が袈裟を殺すところ。こういう古典ものは「この先どうなるんだろう」っていうドキドキ感よりも、どうアレンジしてるのか?の方が楽しみ。
 このエピソードは一度芥川龍之介が『袈裟と盛遠』で面白いアレンジをしてくれているので、吉川英治の『新・平家物語』はどちらかというとストレートな感じがした。まぁ『袈裟と盛遠』以上にひねるのはどうかと思うけど。で、今回の夢枕獏の「袈裟と盛遠」もストレート。ただし盛遠の描き方が吉川英治と正反対で、直情径行、でも自分勝手。佐藤義清が主人公なら、この後、片や西行、片や文覚ということで正反対の人物として描かれていくのかも。
 しかし、確かに盛遠のやったことだけ見ればこんな自分勝手なやついないよなぁ。その意味ではちょっと同情的だった新・平家の方が変化球。
 Blogあさりをしてみると、中沢新一の本に行き着いた。連載前に夢枕、中沢で対談もしていたらしい。ヘー。中沢新一か。今度読んでみようかな。

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